はじめに

JMAR 観光マーケティング研究所(JTMI)とは

 観光マーケティング研究所は、永年JMARで蓄積してきた官民の多様な領域・テーマに関する知見と実績を結集し、「観光」を通じた地域振興を、マーケティング手法を用いてお手伝いする組織として、一年間の準備期間の後、2013年4月に発足しました。

観光マーケティング研究所(JTMI)としての「観光」を通じた地域振興に対する課題認識は

 インバウンド観光においては、2013年度は「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会」の決定、また、初めて「訪日外国人1,000万人達成」という節目の年となりました。
 今後「2,000万人の高みを目指す」上で、従来の訪日実績と時間距離によって選定されたターゲット国へのプロモーションから、国籍を超えて、日本に対する価値観や訪日スタイルによるセグメントと、各セグメントに対する戦略的マーケティングアプローチが重要性を増すと思われます。

 一方、国内観光においては、未だ東日本大震災及び福島原発事故の影響がある中で、広義のニューツーリズム(着地型観光)の広がりが、「観光」を通じた地域振興に多いに寄与するものと思われます。
 ただし、地域でのニューツーリズムの取り組みも、第一段階の商品造成の巧拙が問われる段階から、第二段階のマーケティングの巧拙が問われる段階に移行しており、マーケット(市場・見込み客)への深い理解が必要不可欠となっています。 そして、恐らく、第三段階は、「地域の価値」と「来訪者にとっての価値」が合致する状況・状態を両者が共創関係の中で実現出来るかにかかっています。それは正に「住んでよし、訪れてよしの観光まちづくり」が実現することと思われます。
 私たち、観光マーケティング研究所、スタッフ一同は、そのような近未来に想いを寄せつつ、産官学の立場を超え「光を観る」ことに関わる全ての方々へお役立ち出来ればと思う次第です。

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