『ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査』結果(2013/05/10)

株式会社日本能率協会総合研究所観光マーケティング研究所(本社:東京)は、2013年2月、静岡県下田市大横町で実施された誘客イベント「ミステリーウォーク2013下田大横町編」の効果測定調査を実施し、本日その結果を発表した。

ミステリーウォークは、実施する場所(自治体・地域・商店街等)にまつわる多様な観光資源を題材にし、謎解きを楽しみながら行うもので、まだまだ認知度は低いものの、地方自治体・観光系各種団体等が交流人口拡大を目的に取組んでいる施策の一つに位置づけられるものである。

ミステリーウォークは、コンテクスト型施策の為、強力な観光資源を有していなくても実施可能な誘客イベントとして注目されている。下田市では2008年に初めて実施以来、内容を変えつつ今回で7回目を迎え、定着化している取組みである。

  • 下田市への初来訪者が33%を占め(下田市居住者を除く)、7回目を迎えてもミステリーウォークイベントの新規誘客効果が確認された。
    • 10歳未満から60歳以上まで、年代的に比較的広い層を集めたことも特徴的。
  • ミステリーウォークへの参加理由は「謎解きが面白そう」(54%)と「観光名所を回ることが出来るから」(30%)が上位理由。
  • 7回目を迎える今回のヒントスポットは基本的に9箇所の商店・飲食店が設定されたが、参加者にとってはそれらも「観光名所」として捉えられていることが推察された。
  • ミステリーウォークに対する総合満足度(満足+やや満足)は66%と高く、下田市でのミステリーウォーク再参加意向(ぜひ+参加したい)は77%と更に高くリピートも見込まれる。
    • 再参加意向は、今回ミステリーウォークの満足層では95%に達する。

Ⅰ ミステリーウォーク2013下田大横町編の概要

(1) 開催概要

日時
平成25年2月23日(土)、2月24日(日):10:00~16:00
会場
下田市商店街(大横町通り中心)
受付
伊豆急下田駅、黒船社、実験店舗たるや
ミステリーウォーク2013 下田大横町編:受付の様子
主催
NPO法人伊豆のせんたんコンシェルジュ
協力
田市、下田商工会議所、下田市商店会連盟、日本ビジネス作家協会、
伊豆急行株式会社、伊豆観光圏
参加者数
マップ・問題用紙配付数1,270枚、回答用紙回収数292枚配布したマップ・問題用紙(A3)
ミステリーウォーク2013 下田大横町編:配布したマップ・問題用紙(A3)
賞品
特等 1本 「ホテル伊豆急」ペア宿泊券
1等 5本 南伊豆の温泉メロン
2等 10本 下田のひものセット
3等 35本 スイーツボックスセット
参加賞   伊豆急行ノベルティー
アンケート回収数
286件
アンケート分析
株式会社日本能率協会総合研究所

(2)開催の告知

開催にあたって主に以下での告知を行った。

1)パンフレット・ポスター

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:パンフレットポスター
ポスター(A1版)     60枚
パンフレット(A4版) 12,000枚

2)Webページにおける告知

伊豆急行株式会社webページ、下田市観光協会webページにおいて告知を行った。

3)伊豆急行内での告知

伊豆急行車内及び駅での案内放送により告知を行った。
(3) ミステリーウォーク2013下田大横町編当日の様子

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:パンフレットポスター

Ⅱ 調査結果概要(参加者の評価及び成果)

(1)参加者の属性

  • 性別・年齢問わず幅広い属性から参加頂いた。
  • 下田市内が3割、静岡県内あわせて4割弱を占め、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)が5割以上を占める。
  • 下田への来訪が「初めて」の参加者が2割、リピーターが4割、下田在住が3割を占め、初めての来訪者から在住者まで幅広い層が参加した。
  • 下田市居住者を除くと、「初めての」参加者が3割、リピーターが6割となる。

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:参加者属性 性別・年齢・居住地・下田への来訪回数

※ 下田への来訪回数のグラフの上段のグラフは全参加者の集計。
下段のグラフは居住地が「下田市」の参加者を除いた集計。

(2)満足度

  • 「満足」が3割近くを占め、「やや満足」とあわせて7割近い参加者が満足と回答しており、高評価を得た。
  • 「満足」は下田市内在住者が特に多いものの、1都3県居住者は「満足」、「やや満足」をあわせると8割と最も高く、首都圏等の遠方からの参加者からも高評価を得た。

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:Q10-11 総合満足度

(3)再参加意向

  • 「ぜひ参加したい」が3割以上を占め、「参加したい」とあわせて8割近い参加者が、再び開催されたら参加したいと回答している。
  • 満足度が高いほど再参加意向が高く、より満足度の高いイベントとすることで再参加を促し誘客効果を高めることが出来ると考えられる。

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:Q11 今後、下田でのミステリーウォーク開催時の参加意向度

(4)参加の動機

  • 謎解きが面白そうだから」が5割を占め、次いで「観光名所を回ることができるから」、「ウォーキングが好きだから」が続き、ミステリーウォークの特徴が参加動機の上位を占める。
  • 1都3県からの参加者は特に上記傾向が顕著で、ミステリーウォークの企画が、首都圏等の遠方からの来訪者のニーズに合致していると考えられる。

ミステリーウォーク2013下田大横町編・効果測定調査:Q7 参加動機